《 目次 》
投稿記事に公開日と最終更新日を表示させる
ワードプレスのTwenty Fifteenのテーマを使用したサイトやブログで、投稿記事に公開日と最終更新日を表示させるには、functions.phpとcontent.phpの2つのファイルに上書きをしていきます。(今回はWordPress 4.7.5、PHP 7.1のバージョン下で行っています。)
ファイルを作成する
ご自分のサイトやブログの見た目を変えたり、色々な機能を持たせる場合は、必ず子テーマを最初に作成します。
「投稿記事に公開日と最終更新日を表示させる」機能を持たせる場合は、その次の作業になることを頭に入れておいてください。
(※作業を始める前に必ずバックアップを取っておきましょう。)
子テーマを作る
子テーマはTwenty Fifteen Childというフォルダを1つ、そしてfunctions.phpとstyle.cssという2つのファイルを作成して作ります。
子テーマの事がよくわからない場合はこちらのブログ・サイトを参考にして下さい。
今回は『Child Theme Configurator』というプラグインを使って作成します。
↑のプラグインの使い方が載っているブログのリンクを張り付けておきましたので、参考にして下さい。
作成出来ましたでしょうか?
必要なファイルを揃える
content.phpファイルを作成する
子テーマが作れましたら、content.phpファイルを用意します。こちらはプラグインは特にありませんので、メモ帳やエディター等を使ってデスクトップに空のファイルを作成して下さい。
次に親テーマのTwenty Fifteenの中のcontent.phpファイルの中身をコピーします。
wordpress管理画面の外観から、テーマの編集を選択します。 |
![]() |
右上の検索欄から使用している親テーマを選択し、その下にあるcontents.phpファイルを選択します。
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![]() |
画面左側に大きくコードが出てきますので、中身を全てコピーして、あらかじめデスクトップに御自分で用意された、子テーマ用のcontent.phpのファイルを開いて貼り付け保存します。

ここまでは、親テーマのcontent.phpファイルと中身が同じなので、保存してアップロードしても変化はありません。
ファイルに上書きをする
公開日と最終更新日を表示させるには、そのファイルの中身のコードの途中に、以下のコードを新しく埋め込む訳です。
<Div Align="right">公開日:<?php the_time('Y年m月d日') ;?><br />
<?php if ($mtime = get_mtime('Y年m月d日')) echo '最終更新日:', $mtime; ?></Div>
丁度27行目28行目に埋め込んでいきます。
行数は違う事があるので前後のコードを確認して入れてみて下さい。
エディターやメモ帳で、上記の様に挿入したものを上書き保存すると、子テーマのcontent.phpファイルの完成です。
function.phpファイルを作成する
それでは同じ要領で、function.phpのファイルにも上書きをしていきます。あらかじめ作っておいた子テーマ用のfunction.phpのファイルに以下のコードを埋め込んでいきます。
/*
get_the_modified_time()の結果がget_the_time()より古い場合はget_the_time()を返す。
同じ場合はnullをかえす。
それ以外はget_the_modified_time()をかえす。
*/
function get_mtime($format) {
$mtime = get_the_modified_time('Ymd');
$ptime = get_the_time('Ymd');
if ($ptime > $mtime) {
return get_the_time($format);
} elseif ($ptime === $mtime) {
return null;
} else {
return get_the_modified_time($format);
}
}
既にコピーしてあるコードの下に挿入すればOKです。保存して完了です。
ファイルをアップロードする
作成した2つのファイルをTwenty Fifteen Childフォルダの中にアップロードします。
②style.css
③index.php
アップロードする前に、変更前の元々のファイル(親)のコピーをデスクトップに別に保存しておきましょう。
functions.phpファイルは特に注意が必要なファイルで他のファイルと違い、コードを間違えた場合や、挿入ヶ所が間違った場合どちらも画面が真っ白になり、更に管理画面にもログインが出来なくなります。
ですので、functions.phpファイルを操作する前には必ず元のファイルのコピーを用意しておくこと、FTPツールやサーバー側から直接フォルダにアクセス出来るようにしておくと良いでしょう。
保存した子テーマ用のcontent.phpファイルやfunction.phpファイルを、FTPソフトなどを使って、Twenty Fifteen Childのフォルダの中にアップして上書きします。それで完成です。
あとはご自分のサイトを開いて投稿記事の右上に公開日と最終更新日が載っているか確認して終了です。
※新しく投稿した記事には始めは公開日しか載っていませんが、記事を更新した時から最終更新日が載るようになります。
※失敗して管理画面にアクセスできなくなった場合は、FTPソフトで変更前のファイルをTwenty Fifteen Childフォルダの中にアップロードしなおして修正してください。