四独立サスペンションの作り方 – 3 – 【サスペンションアーム】

公開日:2017年05月13日
最終更新日:2017年06月09日





➀サスペンションユニット
3. サスペンションアーム(Suspension Arm)

カラーリングを考えよう

まず始めにシャーシ本体やアームのカラーリングを考えていきましょう。

MSシャーシのカラーは、赤、白、黒等色々ありますが、シャーシ本体が黒や白だった場合は、アームの色は赤が生えますよね。

逆にシャーシ本体が赤だった場合はアームの色は黒が良いかもしれません。

またグレーの軽量センターシャーシなどもあります。

 

 

アームの色に合わせてシャーシ本体の色を決めてもいいと思います。
現在普通に購入できる強化ユニットの色は赤と黒があります。

 

 

 

アームは必ずしも強化ユニットでなくても大丈夫です。
余ったパーツがあれば、是非かき集めてみて下さい。

使用可能なユニットは、T-01、N-02、T-04、N-04です。
N-01は形状的に向いてないかと思います。
※N-03、T-03はバンパーレスユニットなので、サスペンションアームは作れません。

アームで使用する部品はシャーシ本体とは別に用意する必要があります。
購入数の間違いに注意しながら、お好きな色の組み合わせを考えてみて下さい。

 

サスペンションアームの名称

サスペンションアームは、フロント・リヤ・アッパー・ロア(前・後・上・下)と見ていくと下のように4名称に分けることができます。

➀ フロントアッパーアーム 2本 ④ リヤアッパーアーム  2本
② フロントロアアーム   2本 ③ リヤロアアーム    2本

各箇所2本ずつ作成しますので合計8本のアームが必要です。

サスペンションアームの種類

今回作成するアームは2種類で、加工自体はそれほど難しくはありません。
まずアームの種類について簡単に見ていきましょう。

ノーズで作成するかテールで作成するかでタイプが分かれます。
どの部分を使うかと言いますと、どちらもバンパー部分を使います。

ノーズを使用したものをノーズタイプ
テールを使用したものをテールタイプとしましょう。

2つのタイプの違い(画像一部訂正・追加2017/5/15)

左側の画像は左がノーズタイプで、右がテールタイプです。

右側の画像を見て頂くと分かりますが、ノーズとテールではアームの長さが違ってきます。テールで作成した方が穴1個分(c穴の中心からd穴の中心3mm)長くなるんですね。

アームの種類
ノーズタイプ(ノーズパーツを加工して作る)特徴:短い、ブレない
テールタイプ(テールパーツを加工して作る)特徴:長い、ブレる

またノーズタイプの方が厚みがあります。スラストがついてるからですね。
厚みを調整する事で、アームのブレを無くすことが出来ます。

 

サスペンションアーム・タイプ紹介

Ⅰ:ノーズタイプの特徴

香港のMX-Club(Team)で採用しているのが、ノーズとテールの混合タイプです。
8本分のアームをノーズから4本、テールから4本作成します。

N02・T01強化ユニットや、N04・T04強化ユニット(レッド)等を2セット購入すれば足りる計算になります。黒と赤1セットずつ使用してもかまいません。

パーツを無駄なく利用した、リーズナブルな組み合わせです。またノーズタイプは、フロントアッパーアームのブレが少ないのも特徴の1つです。

メリット ノーズからも部品取りするので低コスト。
フロントアッパーアームのブレが少ない。
デメリット ノーズはスラストを削る加工があり、手間がかかる。
ノーマルアップライトも装着可能だが調整が必要。
作業工程 バンパーから切り離し、整形。スラスト切削。
1.8mm穴を拡張(2mmで貫通)させる加工がある。

MX-Clubのマシンは、ノーズタイプのアームを、フロントアッパー(前上)、リヤロア(後下)で使用しています。

※すでにアップライト作成に2セット購入されていると思うので、アームに赤を使用する場合は購入の必要はありませんが、シャーシ本体でも赤を使う場合は、+1セット購入します。

 

Ⅱ:テールタイプの特徴

私キャスターが使用しているのは、テールタイプです。
画像右は8本全てテールパーツを使用しています。

MS強化ユニットを4セット分用意する必要があります。
加工にさほど手間がかからず、分かりやすいのが特徴です。

メリット 作りやすい。リヤ側スプリングダンパーの付け方を縦型に出来る。
デメリット フロントアッパーアームにブレが出る。
作業工程 バンパーから切り離し、整形。
1.8mm穴を拡張(2mmで貫通)させる加工がある。

※8本すべてテールにする場合は、すでにアップライトの作成で赤強化パーツを2セット購入されていると思いますので、+2セット購入すれば足ります。(赤強化パーツ×2 or 黒強化パーツ×2)画像は下のアーム4本が赤。上のアーム4本が黒です。
今回改良を加え、テール6本、フロントアッパーアームをノーズ2本に変更する予定です。その場合の購入数は、強化パーツ+1セットになります。
※シャーシ本体に赤強化パーツを使用する場合は、もう+1セット追加します。

 

テールタイプのブレの原因とノーズタイプの良さ

フロントアッパーアームをテールタイプにした時のブレの原因について見ていきましょう。

どのようにブレるかというと、画像の様に前輪がハの字や、逆ハの字になったりして、前後にブレる訳です。

R/Cカーで言うところのトー角がイン、アウトになる感じです。

改造の構造上ある程度のブレはしょうがないかと思うのですが、少しブレ過ぎの感じがあります。

原因としてはボールリンクの遊びが挙げられますが、もう1つ原因があります。それは、アームとアームステーとの距離にあります。

青い矢印のところを見て頂くとわかりますが、アームとアームステーの間に1mmの空間が出来るわけです。赤矢印のベアリングスペーサーを支点にして、アームの先端がステーにぶつかるように前後に動いてしまいます。これがブレのもう1つの原因です。


特にワイドアップライトの場合は、トレッド幅がノーマルに比べて広いので、ブレの影響が大きくなります。なので上の画像のセッティングですと、ワイドアップライトは不向きで、ノーマルトレッドが適していることになります。

ノーマルアップライトの場合は影響が少なく、かつゴムジョイントにすることで更にブレを減らす事が出来、テールアームでもブレを少なくすることが出来ます。


このデメリットを解消しているのが、ノーズタイプのアームです。

ノーズタイプのアームのスラスト側を平らに削り、厚みをテールタイプより1mm大きい5mmで整形したものです。

アームの根元から◯で囲った部分までが、ロックナットor
アームステーに接触して、面で支える形になっています。

1点で支えるよりも2点で支えたほうがブレないですよね?
そうです。620ボールベアリングの時と原理は同じですよね。

面で支えることで更に強くなります。

MX-Clubはこのアームにワイドアップライトを使用しています。


画像はノーマルですが、このセッティングだとスラスト角が変わった時や、サスペンション稼働時にタイヤがアルミシャフトストッパーに干渉します。

ベアリングとホイールの隙間を1mm程度あける必要があります。(ホイールの首の長いものや、ワッシャー等を使い調整してください。)

 

セッティング内容表(表記変更2017/5/15)

分かりづらくて申し訳ありませんが、マシンの現在の
セッティング内容をまとめてみると以下の様になります。

  よく見かける仕様 MX-Club仕様(Ⅰ) caster仕様(Ⅱ)
 ダンパー 縦型(前下・後下) 
・ボディを乗せやすい
縦型 (前下)
斜め型(後上)

・アームの強度が出る
縦型 (前下)
斜め型(後上)

・アームの強度が出る

縦型(後下)に変更
 ダンパ接続 ネジ・スペーサー・ナット(前後下)
・ブレが少ない
ボールリンク(前下後上)
・ブレが出る 
ネジ・スペーサー・(前下)ナット(後上)
・ブレが少ない 
ダンパ
接続箇所
テールd(前後下4本) テールd(前下2本)
テールc後上2本)
テールd(前下2本)
テール
c(後上2本)

テールd(前後下4本)に変更
アップライト ノーマル
・スピードが出る
・キャンバー角が動く
 ワイド
・コーナーに強い
・キャンバー角が変わらない
ワイド
・コーナーに強い
・キャンバー角が変わらない

ノーマルに変更
アップライト
接続箇所
テールd(前後上下8) ノーズc(前上2後下2)テールc(前下2後上2) テールc(前後上下8)

ノーズc(前上2)
テールc(前下2後上2後下2)に変更
ジョイント ゴム

アルミカップ

アルミカップ
・ブレが出る
・トルク抜けが少ない
・地上高を調整可能
ゴム
・ブレが少ない
・トルク抜けあり
・地上高固定
➀フロントアッパーアーム テールタイプ
・ブレる
ノーズタイプ
・ブレない
テールタイプ
・ワイドは特にブレ

ノーズタイプに変更
②フロントロアアーム テールタイプ テールタイプ テールタイプ
③リヤロアアーム テールタイプ
・ダンパとの距離が長い
ノーズタイプ テールタイプ
④リヤアッパーアーム テールタイプ テールタイプ
・ダンパとの距離が短い
テールタイプ
・ダンパとの距離が短い

縦型に変更後は、③の距離が長くなります 

なるべくMX-Club仕様は忠実に、caster仕様はMX-Clubとは違うセッティング内容(スプリングダンパー縦型、フロントアッパーアームのみノーズに変更)にしていきたいと思います。

cdの穴位置は「1.4 ふたつのタイプの違い」の画像を参考にしてください。

タイプ別購入表(サスペンションアーム8本分のセット数)

※アップライトですでに購入してる分(赤パーツ2セット)は省いて掲載しています。

パーツ名 Ⅱ(改良版)
T-04、N-04強化ユニット(レッド) 0
N-02、T-01強化ユニット 1

※アップライトをテールの一番端の穴に取り付ける場合は、N-02、T-01強化ユニットを+1してください。その場合フロントアッパーアームもテールを使用します。

サスペンションアームの作り方

作り方は特に難しい事はありませんので、ざっくりと説明していきたいと思います。

ノーズタイプ

左上画像の様に、ノーズのバンパー部を切り離し、更に余分な部分をカットして整形していきます。

画像ではまだ、スラストが残っている状態ですが、スラスト面を削って反対の面と平行にしていきます。厚みは5mmが良いでしょう。

テールタイプ​​

こちらのテール部品も、バンパー部を切り離し余分な部分をカットして作成します。


注意すべき点は、ノーズタイプのスラストを削ってを平らにする事と、厚みを5mm未満にならないように仕上げる事です。

またネジ穴は、2mmのドリルで拡張してしまうと元には戻らないので、タイプを決めてから、サスペンションアーム接続時に開けた方が良いでしょう

まだこの作成段階では開けないほうが無難です。
シャーシ加工編が終わった段階で詳しく見ていく予定です。

まとめ

まとめとしてスプリングダンパー、アップライトの接続位置を各種アームのどの部分の穴位置になるのか、最後もう一度確認してこの項を終わりたいと思います。

青い点線が、テールアームの一番端(d)の穴で、フロント側スプリングダンパーの接続位置になっています。

オレンジの線が、テールアームの端から一個手前(cの穴、ノーズアームの一番端(c)の穴と同じで、アップライト、リヤ側上スプリングダンパーの接続位置です。

画像はスプリングダンパーがリヤ側インボードタイプ斜め型の付け方になっています。リヤ側ダンパーの付け方も縦型にした場合は、この画像のフロント側と同じになります。

ノーズタイプとテールタイプの穴位置の関係の画像を「1.4 ふたつのタイプの違い」で紹介してますので、それも参考にして頂くと分かりやすいかと思います。

実際に組み始めると分かりやすいので、シャーシ加工編が終わり次第また見ていきたいと思います。

以上単純なパーツですが、セッティング内容に意外と関係してきますので、ゆっくり確認していって下さい。

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